2009年 02月 08日
A Sweeter Music |
昨年の10月に引き続いて、今年1月24日からふたたび、アメリカ西海岸バークレーへ。今回は3泊4日というきわめてショートステイ。サラ・ケイヒルのピアノリサイタルに立ち会うのが目的でした。「A Sweeter Music」というサラのリサイタルは、UCバークレー校内のHertz Hallで行われましたが、僕のピアノ作品以外、すべて世界初演。テリー・ライリーをはじめ、ヨーコ・オノ、フレディリック・ジェフスキー、ピーター・ガーランド、ラリー・ポランスキー、それに踊る目玉のLPジャケットで有名なサンフランシスコをベースにするThe Residentsなどの9曲のピアノ作品が演奏されました。「A Sweeter Music」とは、サラ・ケイヒルによる委嘱プロジェクトで、今回の作曲家以外にも、ポーリン・オリヴェリスやメレディス・モンクなど、今回も含めて18人の作曲家たちがサラのために新作を提供しています。この「A Sweeter Music」は、次のようなキング牧師の1964年の演説の一節に由来するとのこと。
"We must see that peace represents a sweeter music, a cosmic melody, that is far superior to the discords of war" --われわれは、平和が甘美な音楽、宇宙のメロディを表せていることを、それらが戦争の不協和よりはるかにまさるものであることに気づかなくてはならない。
この一節に込められた平和への願いがこの委嘱プロジェクトのテーマだったのです。
1月25日の日曜日の午後に行われたリサイタルには、4-500人の観客が集まったのですが、折しも、1月20日にオバマの大統領就任式があったばかり。あらたな政権の方向に呼応するかのように「A Sweeter Music」の公演は、行われたのです。終演後、久しぶりにテリー・ライリーに再会。短いバークレー滞在でしたが、かつての学生運動にみられるリベラルな気運は、いまも息づいているようです。
以下は、当日のコンサートのプログラム。
http://www.calperfs.berkeley.edu/presents/information_desk/program_notes/2008/pn_cahill.pdf
また、以下は、サンフランシスコ・クロニクルの記事です。
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/g/a/2009/01/22/derk.DTL
演奏後の舞台。サラと今回、映像を担当したサラの旦那さんのジョン。
テリー・ライリーと奥様のアンと。テリーはほんとうに元気そう。
"We must see that peace represents a sweeter music, a cosmic melody, that is far superior to the discords of war" --われわれは、平和が甘美な音楽、宇宙のメロディを表せていることを、それらが戦争の不協和よりはるかにまさるものであることに気づかなくてはならない。
この一節に込められた平和への願いがこの委嘱プロジェクトのテーマだったのです。
1月25日の日曜日の午後に行われたリサイタルには、4-500人の観客が集まったのですが、折しも、1月20日にオバマの大統領就任式があったばかり。あらたな政権の方向に呼応するかのように「A Sweeter Music」の公演は、行われたのです。終演後、久しぶりにテリー・ライリーに再会。短いバークレー滞在でしたが、かつての学生運動にみられるリベラルな気運は、いまも息づいているようです。
以下は、当日のコンサートのプログラム。
http://www.calperfs.berkeley.edu/presents/information_desk/program_notes/2008/pn_cahill.pdf
また、以下は、サンフランシスコ・クロニクルの記事です。
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/g/a/2009/01/22/derk.DTL
演奏後の舞台。サラと今回、映像を担当したサラの旦那さんのジョン。
テリー・ライリーと奥様のアンと。テリーはほんとうに元気そう。
by mamorufujieda
| 2009-02-08 22:47
| コンサート