2006年 04月 02日
植物文様ヴァイオリンコレクション |
3月29日、自由学園・明日館での「植物文様ヴァイオリンコレクション」の公演が無事に終わりました。この時期にコンサートをやるのは3回目ですが、今年は、見事に明日館の前庭の4本の桜が満開となりました。
今回は、ヴァイオリンの鈴木理恵子さんをフィーチャーしました。理恵子さんには、以前からアンサンブルのなかで「植物文様」を弾いてもらったことがありますが、今回のように、全曲は初めて。でも、ほんとに良かった。ピアノの砂原悟さんも、「植物文様ピアノ曲集」のいくつかをリサイタルで取り上げてくれたり、昨年は、ダンス公演で「ピアノ曲集」を演奏してもらってましたが、理恵子さんとの相性もよく、今回のキャスティングは成功だったと自負してます。それと、いつものように石川高さんも登場してもらい、ヴァイオリンとのデュオを演奏してもらいました。舞台でのヴァイオリンと客席後方にあるバルコニーからの笙の響きの重なりは、予想以上に効果的でした。
この写真は、当日のリハーサル中のもの。明日館の講堂は、フランク・ロイド・ライトの弟子にあたる遠藤新によるものですが、全体構造や装飾モチーフは、あきらかにライト独特のものです。木のホールで、とてもよく響きます。また、砂原さんの弾いているアップライトは、1920年代のドイツ製の「ラハール」。この明日館とほぼ、同じ時代にものです。このピアノ、ここにあると講堂に長年据え置かれたようにみえます。色もその姿も、ここにピッタリですが、じつは、このピアノは、僕がある人から譲り受けたものでなんです。自宅から運び入れました。修復には、ややお金がかかりましたが、でも、素晴らしい音調を響かせてくれます。ちなみに、当日は、古典調律のヴェルグマイスター法で調律しました。このピアノと古典調律、それに、砂原さんのタッチがひじょうにうまく溶け込み、さらに理恵子さんのヴィオリンの抑揚や響きに包まれた演奏になったのです。
今回は、ヴァイオリンの鈴木理恵子さんをフィーチャーしました。理恵子さんには、以前からアンサンブルのなかで「植物文様」を弾いてもらったことがありますが、今回のように、全曲は初めて。でも、ほんとに良かった。ピアノの砂原悟さんも、「植物文様ピアノ曲集」のいくつかをリサイタルで取り上げてくれたり、昨年は、ダンス公演で「ピアノ曲集」を演奏してもらってましたが、理恵子さんとの相性もよく、今回のキャスティングは成功だったと自負してます。それと、いつものように石川高さんも登場してもらい、ヴァイオリンとのデュオを演奏してもらいました。舞台でのヴァイオリンと客席後方にあるバルコニーからの笙の響きの重なりは、予想以上に効果的でした。
この写真は、当日のリハーサル中のもの。明日館の講堂は、フランク・ロイド・ライトの弟子にあたる遠藤新によるものですが、全体構造や装飾モチーフは、あきらかにライト独特のものです。木のホールで、とてもよく響きます。また、砂原さんの弾いているアップライトは、1920年代のドイツ製の「ラハール」。この明日館とほぼ、同じ時代にものです。このピアノ、ここにあると講堂に長年据え置かれたようにみえます。色もその姿も、ここにピッタリですが、じつは、このピアノは、僕がある人から譲り受けたものでなんです。自宅から運び入れました。修復には、ややお金がかかりましたが、でも、素晴らしい音調を響かせてくれます。ちなみに、当日は、古典調律のヴェルグマイスター法で調律しました。このピアノと古典調律、それに、砂原さんのタッチがひじょうにうまく溶け込み、さらに理恵子さんのヴィオリンの抑揚や響きに包まれた演奏になったのです。
by mamorufujieda
| 2006-04-02 23:23
| 公演/イベント