2012年 03月 31日
箏ライブ、植物文様を弾く |

とくに10集は、さまざまに等分割したところからきこえてくる音高をさらに異なる分割によってあらたな音高を引き出すという方法で、さままざな純正音程が箏の調弦に形作られていく。まさに、箏にしかできない純正調による調律法。ブルース的にもきこえてきたり、篠笛の音調にも似てきたり、さまざまに飛翔する響きや抑揚が〜〜。
箏歌『般若心経』は、全体の半分くらいだけでしたが、それでも10分以上。17弦の深い音調のなかから、「自由自在に、世界を観ながら〜〜」という伊藤比呂美訳の「般若心経」がたんたんと唱えるように歌われていく。丸田さんの、やや土着的な声が平明なコトバに力を与えていくようでした。これからもころいろな声や楽器で歌づけの「般若心経」を紹介できれば〜〜
丸田さん、中川さん、お疲れさまでした〜〜
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by mamorufujieda
| 2012-03-31 15:06
| コンサート