2010年 05月 07日
植物デザイン(草土出版) |
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by mamorufujieda
| 2010-05-07 19:55
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2010年 05月 07日
昨日は、八雲のお墓訪問の不思議な光景について語りましたが、今朝、ダブリンのアンサンブルYurodnyのリーダーからメールでアイルランドのArts Councilに無事に申請できたとのこと。そのプロジェクトは、"Patterns of Plants: HI-MAWARI speaks" A micro-opera by Mamoru Fujieda :八雲の「怪談」から「向日葵(ひまわり」のシチュエーションに基づき、そこに登場するケルトハープ弾きと、そこで歌われるアイルランド詩人トーマス・ムーアのテキストを絡めながら、一場だけのオペラ的な作品ができないかとも思っています。そのすべてのメロディは、向日葵のデータ(いま、東京自宅のバルコニーに向日葵の種をまき、育ててますが、この花からデータをとりたい)によって「植物文様」と同じような作曲をするつまりです。原作では、煉瓦職人のような見た目のよくない男がハープをひいてますが、あらたなマイクロオペラ版では、女性のハープ弾きがムーアの詩を歌いながら演奏するような曲をつくりたいですね。あとは、Arts Councilからのいい知らせをまつばかりです。
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by mamorufujieda
| 2010-05-07 19:13
| 近況
2010年 05月 07日
連休中の先週、雑司ヶ谷霊園にある小泉八雲のお墓に参ってきました。初めてのことですがー。今、ダブリンのアンサンブルのリーダーのニックとやりとりをしていて、5月が締め切りのアイルランドのアーツ・カウンシルの助成申請の内容を考えてました。なにかハーンに関わるプロジェクトをやりたいということで、いろいろとプランを練っていたのです。そこで「怪談」のなかの「向日葵」という短編が気になってて、もう一度、読み返してみました。
このストーリーは。2人の少年が「妖精のリング」を探しに樹木に生い茂った家にいき、そこで見た目の悪い粗野な男が弾くハープとその声に魅了されてしまうというもの。この話しは、ハーンの少年時代の思い出として語られているようなんですが、その男が奏でたハープと声を呼び覚ましたのが「高田村」あたりで咲いていた向日葵だったというのです。八雲が東京で生活をしている頃のことで、この「高田村」は、いまの雑司ヶ谷近辺のようなので、高田村を散策しながら、お墓参りをしようと思ったのです。 池袋を降りて、ジュンク堂の脇の道をまっすぐ歩くと10分ほどで霊園に着きました。霊園の案内所に立ち寄り、霊園のマップをもらいましたが、夏目漱石や泉鏡花をはじめ、多くの作家たちのお墓の場所が示されてました。そのマップをたよりに八雲のお墓を探したのですが、区画が数字で表示されているので、あまり迷わず辿り着くことができました。あのあたりかなと思って、それらしき墓石を目指して近づいていったのですが、お墓の間仕切りの縁石に座っている老人のような男性が目に入りました。さらに近づくと、なんと、その老人は八雲のお墓の前にじっと座っていたのです。その光景は「向日葵」のなかに登場する粗野なハープ弾きにだぶってみえてしまったのです。その老人は、みた感じだとホームレスにみえるのですが、僕がお参るすることも気にせず、ずっと座っていました。 お参りを終えて、マップに目をやると八雲のお墓の近くに自由学園の創始者の羽仁もと子のお墓があることを発見。そこを目指して墓地の小径をゆっくりを歩き始めました。羽仁もと子のお墓もすぐにわかりました。八雲のお墓から10メートルくらいしか離れていないところにありました。その墓石には「思索しつつ、生活しつつ、祈りつつ」のモットーが刻まれ、その傍らには、チェロの楽器の一部分をかたどったような彫刻が置かれてました。ふっと、八雲のお墓に目をやると、もうその老人の姿はありませんでした。雑司ヶ谷のあと、鬼子母神に参拝して、目白を抜けて自由学園明日館に立ち寄って帰りました。明日館では晴天のしたで結婚式がーー。 ![]() 八雲のお墓。 その傍らにはセツのお墓が寄り添うように----。 1930年初頭の豊島区周辺の地図。鬼子母神は高田村のそばにあったようです。八雲もこのあたりを歩いていたのでしょうか。 ![]() ▲
by mamorufujieda
| 2010-05-07 02:39
| 近況
2010年 05月 06日
【第3回 九州遊会】「響きの考古学 其の2~響きの喪失・響きの再生」
■日 時:2010年5月15日(土)14:00~ ■テーマ:「響きの考古学 其の2~響きの喪失・響きの再生」 ■チューター:藤枝 守氏(作曲家・九州大学大学院芸術工学研究院教授) ■九州遊会ホームページ: http://yukaiq.jimdo.com/ ■場 所:瓢箪座 福岡市早良区城西3-22-31松林ビル203号 ■電 話:092-215-3910(中野) ■mail:hyoutanza@fukuoka.email.ne.jp ※ 参加予定の方は、事前にメールまたは電話でご一報いただけると助かります。 ※参加無料ですが、若干の資料代をいただく場合があります。 <第3回 九州遊会に寄せて> “ゆがみ”は頑固ゆえ罪深い…。近代主義がもたらした“ゆがみ”もまた根深いようだ。 社会構造や経済はもとより、音楽の世界にも大きく影響を与えていると藤枝守氏 は前回の遊会で語った。知らぬ間にコントロールされてきた耳から一寸離れ、体 感して初めて気づく「耳」本来の感覚。藤枝守氏をチューターに迎えるシリーズ 第2回目は、響きの喪失と再生がテーマ。耳と目の感覚をしながら「平均律」の 実態を浮き彫りにする。そして終了後はあの詩人の響きに耳をすますため、西南 学院大学へなだれ込む…!(YUKIYO) <チューターメッセージ> 前回は、『響きの考古学』をテキストにモノコードを使いながら、比率と音程の 関係、比率のかんたんな組み合わせのなかで生みだされる音階(旋法)を「耳」 によって確かめていきました。今回は、西欧において「平均律」にたどりつく過 程や、「平均律」が20世紀音楽になにをもたらしたのか、さらには、20世紀の前 衛音楽を越えるようなアメリカの作曲家たちにも目を向けていきます。そのなか でもハリー・パーチとルー・ハリソンを中心に、音律への意識からどのような独 自の音楽手法、音楽実践がもたらされていったのかを、映像を通じてみていきた いと思います。『響きの考古学』のなかの「現代の音律」を読んでおいてくださ い。また、前回、好評だったモノコードの楽器製作ワークショップをこの夏に実 施できるように努力します。音律とは、あくまでも「耳」から思考であるという ことをモノコードによって実感してほしいと思います。 なお、この日は、遊会終了後、詩人の伊藤比呂美さんの朗読会(19時から、西南 大学)に直行する予定です。時間ある方、ぜひ、参加してください。(藤枝 守) ▲
by mamorufujieda
| 2010-05-06 20:10
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